【ZEH住宅】お勧めの5つの理由【こどもみらい住宅支援事業】

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近々発表される「こどもみらい住宅支援事業」ですが、正式に発表されていないながら、すでに実は実質制度は始まっています。2021年11月26日以降の工事請負契約が対象だからです。

私もこの「こどもみらい住宅支援事業」が利用できる対象の人には、積極的にこの補助金がもらえるようにお勧めしようと思っています。

近々正式に発表される「こどもみらい住宅支援事業」で私が一番注目しているのがZEH住宅です。それは「こどもみらい住宅支援事業」では省エネ性能に応じて、補助金の額に違いを出しているからですが、なぜ「こどもみらい住宅支援事業」でZEH住宅をお勧めするのか5つの理由をご紹介していきます。

「こどもみらい住宅支援事業」の省エネ性能ごとの補助額

 「こどもみらい住宅支援事業」は省エネ性能に応じて補助金の額が違っています。「注文住宅の新築」と「新規分譲住宅の購入」の場合

住宅の省エネ性能に応じて100万円、80万円、60万円の三つの補助額に分かれます。

「100万円の補助額」はZEH、 Nearly ZEH、 ZEH Ready、ZEH Orientedが対象になります。

「80万円の補助額」は高い省エネ性能等を有する住宅で、認定長期優良住宅、認定低炭素建築物、性能向上計画認定住宅が対象になります。

「60万円の補助額」は一定の省エネ性能を有する住宅で、断熱等級4かつ一次エネ等級4以上を満たす住宅が対象となります。

この3つの住宅の性能でどの住宅の性能をお勧めするのかを私なりに考えた結果、可能である方はZEHの建物をすすめするのが一番いいのではないかという私なりの結論になりました。

私は55歳で、子供は大学生なので、「こどもみらい住宅支援事業」の対象者の18歳以下の子供を持つ世帯ではないですし、39歳以下の年齢でもなく「こどもみらい住宅支援事業」は利用できませんが、仮に私がもし対象の子供がいたり、年齢が対応していたらZEHの性能の建物を建てると思います。

実は普段はローコスト住宅の会社で働いていて、今までZEHの性能の建物は1棟しかお手伝いしたことがありません。ローコスト住宅会社で働いていると、できるだけ予算を抑えて建築したいというお客様がほとんどで、省エネ等級4の建物をほとんど建てています。ですので今回の「こどもみらい住宅支援事業」の補助金の額は60万円が対象になるお客様ばかりです。そんな私でも今後は可能であればZEHの性能の建物をお勧めしようと思っています。

ZEH(ゼッチ)がどのような建物なのか

ZEHはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略でと「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。

ざっくりした説明だと、省エネ性能が高い住宅に太陽光発電や蓄電池を設置して、光熱費0円を目指す建物です。

「こどもみらい住宅支援事業」でZEHをお勧めする理由

今回の「こどもみらい住宅支援事業」おおすすめする際に、ZEHの建物をお勧めしようと思っている理由をご紹介します。

一つ目は、普段建築している建物は省エネ等級4の性能の建物ですが、最近太陽光発電の搭載率がかなる高まっているからです。

ZEHの要件の太陽光発電が必要ですが、すでに太陽光発電を付けて建築する人が多くなったので、それであれば「こどもみらい住宅支援事業」はZEHで100万円の補助金を狙いやすいと思っています。

先月私は2件担当物件を契約させていただきましたが、2件とも太陽光発電を採用していただきました。このところ燃料費が上がっていることを背景に今後更に光熱費が上がっていく可能性が高いからです。

私の過去のこのチャンネルの動画でも何度もご紹介していますが、太陽光発電を付けていても付けていなくても再エネ賦課金は電気利用者は支払っています。

地球温暖化対策や化石燃料のこれからの高騰や電気自動車の普及を考えても、再生可能エネルギーの依存率は更に高まり、再エネ賦課金は今後も上がり続け、電気料金も上がり続ける可能性が高いと思われます。

実際に昨年の冬も日本はうまく燃料が調達できず、世界的な寒波もあり一時的に電気代が2〜3倍高くなりました。

高い電気代に対しての対処する方法として太陽光発電はかなり有効で、安心して電気を使って暮らすことができます。

また金銭増えている大型の自然災害でも太陽光発電があると安心して暮らせます。

二つ目の「こどもみらい住宅支援事業」でZEHの性能をお勧めしようと思っている理由として、私はほとんど私はエアコンの受注を建物と一緒に請け負うことが多いからです。

数えてみたら今年58台のエアコンを住宅と一緒に販売していました。

それはローコスト住宅に勤めているのも少し関係していて、利益率をあまりとらずにお客様に販売しているからです。

家電量販店でエアコンを設置する金額と比べても安く提供できていることが多いからです。

ZEHの条件として高性能な設備システムの導入というのがありますが、エアコンも高性能なエアコンを採用する必要があります。

普段はお客様のご予算で安い機種のエアコンを採用することがありますが、ZEHでは性能の高いエアコンの性能が求められます。

今回の「こどもみらい住宅支援事業」で補助金がいただけるのであれば、電気代のあまりかからない、高性能なエアコンをお勧めしたいと思います。

三つ目の「こどもみらい住宅支援事業」でZEHの性能をお勧めしようと思っている理由として、蓄電池の価格の障害を補助金が補助してくれるからです。

ZEHは蓄電池は必須ではありませんが補助金が使えるのであればお勧めです。

建物の断熱性能や、設備のLEDの照明器具やエコキュートなどはすでにZEHの基準の性能のものになっているので、後は蓄電池の問題が残ります。

蓄電池はどうしても価格が高いのがデメリットです。

しかし、今回の「こどもみらい住宅支援事業」の補助金をほとんど蓄電池の費用に当てると考えれば逆に生活費を考えるとコスパが高くなるという考え方ができます。

蓄電池と太陽光発電を組み合わせることで、蓄電池に電気代が安い夜間の電気を貯めておき、日中の家庭内電力は蓄電池の電気でまかない、太陽光発電の売電量を増やす「ダブル発電」を行えるようになります。

普通、住宅ローンと使用した電気代がかかりますが、電気代がゼロに近づくと住宅ローンだけになります。仮に電気代を平均で月15,000円かかっているとしたら、35年の住宅ローンで考えると、大まか100万円あたり3,000円の支払いなので、500万円の住宅ローンを借りているのと同じことです。

せっかく「こどもみらい住宅支援事業」でZEHの性能だと100万円補助してくれるのであれば、この制度を使ってZEHにすれば電気代が大きく削減でき生活が楽になります。

更に停電時や非常時でも昼間は太陽光発電が創った電気を家庭内で使用し、使いきれなかった余剰電力を蓄電池に貯めて夜間に使用することで、停電が長引いても電気を使用した生活を送ることができます。

四つ目の「こどもみらい住宅支援事業」でZEHの性能をお勧めしようと思っている理由として、「こどもみらい住宅支援事業」は基本的に子育て世代などの若い人を対象にしていて、若い人にZEHの建物がお勧めだからです。

高齢者に住宅の価格の高いZEHはなかなかお勧めできませんが、未来のある若い人はこれからも光熱費を延々と長く支払っていくことを早い段階から住宅の性能の高いZEHの建物に住んでいただき、生涯の光熱費を削減して欲しいからです。

日本の住宅の省エネ性能は世界の中でかなり劣っていて、欧米どころか中国や韓国にも大きく劣っている状況です。

いずれは日本の住宅もZEH基準の省エネ性能が求められます。

長く住む住宅ですので若い人ほど早くからZEH性能の住宅に住んでいただきたいという思いがあります。

五つ目の「こどもみらい住宅支援事業」でZEHの性能をお勧めしようと思っている理由として、住宅の価格がこの数年で格段に値段が高くなっているため、私が働いているようなローコスト住宅会社こそ、ZEHの建物でもあまり高額な建物にならずにお客様にご提供できるからです。

ウッドショックや半導体不足に加え、最近YKK APやLIXILも1割程度の値上げの発表がありました。

今後も石油の価格高騰につれ、あらゆる建材が価格が上がる可能性が高くなります。

私のようなローコスト住宅会社で働いていても、この数年で200万円くらいは平均して値上がりしています。

建材の高騰や人手不足などで、まだまだ住宅の価格は来年も上がり続けると思われます。

コーコスト住宅会社も変わっていく未来

大手ハウスメーカーでないと長期優良住宅やZEHの建物を建てられないわけではありません。

経済的に不透明な世の中だからこそ、ローコスト住宅会社ができることがあるのではないかと思います。

わかりやすい例えとすれば、ファストファッションのユニクロは、最初フリースが格安で大きく企業が大きくなりました。その後機能性のあるヒートテックやエアリズムなどの機能性がありながらコストを意識した戦略で、世界的に有名なファストファッションとして認められています。

私が仕事をしているローコスト住宅会社の業界も、機能性が高くコストを意識した住宅づくりが求められているように最近感じます。

そのような時代背景から今までは社内ではZEHの商品が以前からありながらも、あんまり販売実績がない状態でしたが、今回の「こどもみらい住宅支援事業」をきっかけにさまざまな若い方にZEH住宅をお勧めしようと思っています。

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