年収1000万円は普通の狙える【上場住宅メーカーの年収】

住宅会社選び

前回、大工さんの雇用形態別の年収について動画にしましたが、今回は住宅会社で働いている人の年収についてご紹介します。

【上場住宅メーカー】年収ランキング ベスト10

今回ご紹介させていただく内容はダイヤモンド・オンラインのダイヤモンド・プレミアムに掲載されてた住宅会社の年収について公表されていた内容です。私も住宅業界で仕事をしていて、この記事は住宅業界の業界が見渡せてすごく参考になりました。

上場住宅会社26社の有価証券報告書を基にした平均年収ランキングからご紹介します。

積水化学工業住友林業が平均年収869万円で同額1位です。そして大和ハウス工業が年収867万円で3位。トップ10にはその他では、積水ハウス(4位 792万円)、旭化成ホームズ(6位 750万円)、飯田グループホールディングス(7位 733万円)、タマホーム(10位 693万円)などの大手企業がランキングに入っています。私が詳しく知らない住宅会社で5位のフォーライフの782万円、アールシーコアの722万円、アグレ都市デザインの710万円と、私が知らないだけですが、年収ランキングベスト10に知らない上場住宅会社が3社入っていたのも驚きでした。

私は住友林業で7年半働いたことがありますが、ランキングトップだったのは理解できます。積水化学工業と住友林業は同率一位ですが、どちらも住宅を建てる以外に建材メーカーでもあることが特徴です。住宅部門より、建材部門の人で働く人の方が学歴が高く年収も高いのではないかと推測します。また私は住友林業を自己都合で退職しましたが、その当時は自己都合退職でありながらそこそこ退職金が支給されたのは正直驚きました。所得の面ではいい会社だと思います。

少し前の動画で、住宅メーカー2021年売上げランキング伸びている会社・厳しい会社という動画をアップしましたが、近年急速に伸びている新興住宅メーカーのオープンハウスは11位で平均年収655万円と業績のほど年収はそれほど高いようには感じませんでした。

関連動画

ただ、この平均年収はあくまでも設計や工事担当や事務職などを含めた年収の平均値で営業職の年収は実績に応じて大きく違ってきます。

住宅営業職の年収

 

戸建て住宅の営業は、保険業界などと同じで、契約で結果を出せば高い収入が得られる職種です。ダイアモンド・プレミアムの記事では住宅メーカー9社の営業職の給料についても紹介されていました。

戸建て住宅営業職といっても、仕事の仕方や年収はさまざまのようで、その一部をご紹介します。

まず、住宅着工数ランキングNo.1の飯田グループホールディングスは、グループ各社でインセンティブは異なるものの、制度設計上は営業所長のトップクラスで年収3000万円が可能のようです。

次に新鋭で伸びている住宅会社のオープンハウスの戸建て住宅営業職は、入社5年目の平均年収は1025万円で、最高で2000万円は稼げるようです。昇格チャンスは年4回あり、売った金額より頭数が重視されているようです。オープンハウスは飛び込み営業、電話やメールでのアポイント営業、街頭に立つキャッチセールスなど、営業自身で新規の顧客を発掘する営業スタイルで一気に伸びた住宅会社です。しかしこのところコロナの影響でチラシなどの反響営業の割合が増えているようです。

次に一条工務店では飛び込み営業をしない住宅展示場での反響営業のみで、契約頭数が重視され、元営業職の情報で年収2000万円も狙えるそうです。36歳店長で年12棟受注で年収1275万円という例も掲載されていました。現在ローコスト住宅会社で働いている私からすると年間契約棟数は2倍以上昨年お手伝いさせていただきましたが、全くここまでの年収まで到達できません。ローコスト住宅会社の方が当然一棟あたりの受注金額は多分半額以下だと思われますし、利益率も低いと思われ仕方がないと思います。

次に関西を中心に最近伸びているアイ工務店の戸建て住宅営業職の年収もご紹介します。入社3年目のトップクラスで年収1000万円のようです。年15棟から20棟契約の営業所棟クラスで年収は2000万円くらいのようです。3000万円も目指せる会社のようです。アイ工務店も飛び込みや転勤はなくこのくらいの年収が狙えるようです。私の地域にも少し前にアイ工務店さんが進出してきましたが、いろんな住宅会社のエース級の営業を中心に集まっているようです。私も何人か知っている人が営業職で転職していますが、そこそこ前職で実績のある人がいるように思います。

住宅営業職の全員が年収が高いわけではありません

ご紹介したのは、主にトップ営業の年収ですので、全ての営業職の年収ではありません。戸建て住宅営業職は高い年収を狙うことができますが、それはおおよそ営業職の2割程度がずば抜けて年収が高いのではないかと思います。どの世界でも同じだと思いますが、2対6対2の法則で、2割の優秀な人、6割の普通の人、残り2割の標準的な成績以下の人に別れると思われます。戸建て住宅営業職は営業成績の数字で評価されるため、2割の標準的な成績以下だとかなり辛い仕事だと思います。

これが不思議に優秀な人ばかりあるめても、優秀な人の中で2対6対2くらいの割合で分かれるのがいつも興味深く思います。

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