私が現在最も採用率が高い住宅設備メーカーのタカラスタンダードが2022年4月25日受注分から一部商品の値上げを発表しました。
資材価格の高騰による商品価格改定ということです。
住宅設備メーカー値上げ相次ぐ
昨年末の年末のご挨拶で、担当していただいているタカラスタンダードんの担当営業さんから、鉄などの値上げで商品価格の値上げがありそうだとは聞いていました。
昨年末段階でLIXILが最大40%程度値上げを発表して、TOTOも1月に値上げを発表したので、タカラスタンダードも値上げのするのだろうなぁとは思っていましたが、ついに2022年03月01日にタカラスタンダードも値上げを発表しました。
2022年4月25日発注分からキッチン・洗面化粧台・浴槽の一部の商品で値上げしますが、LIXLの最大が40%程度、TOTOが最大20%程度に比べて、タカラスタンダードの値上げは最大で9%でしたので、高くはなりますが極端に大幅な値上げ発表ではなかったのは少しホッとしました。
商品によって2%から9%の値上げということですので、平均すると5%程度の値上げになります。商品発注分ということは、設備の商品を決定して、カラーバリエーションを決定して、オプションも決定してから発注するために、現在お打ち合わせ中のお客様に、積極的にタカラスタンダードのショールーム見学をお誘いして、決めれる範囲だけでも少しづる決定していただき、可能であれば4月25日の発注に間に合うようなお手伝いをさせていただきたいと思っています。コロナウイルス感染拡大から、ショールーム見学も予約制になっています。いつもショールーム予約からお手伝いさせていただいていますが、1日のご案内件数に限りがあるために、早め早めにご案内させていただこうと思っています。
待っても価格が下がりそうにない気配
今年はそもそも食料品や電気料金やガソリンなどが春からまだ値上げしそうだとは思っていましたが、さらにロシア・ウクライナの戦争で、ロシアが経済制裁で孤立すると、世界第二位の生産資源エネルギー国家ののロシアからのエネルギー資源が入ってこないことになると、資源のない国通しのエネルギーの奪い合いになり、世界の燃料問題になった際には、日本は30年に及ぶデフレで産業が弱っているので、エネルギー奪い合いでは競争力が弱く、今年の最初に予測していたインフレよりも、インフレ幅が大きくなるかもしれません。
コロナウイルスから始まった、ウッドショック、アイアンショック、半導体不足、コンテナ不足、昨年末からのエネルギー値上げなど日本経済にまだまだ影響が出そうで、今のところ世界のインフレに反発して、日本だけ価格が下がるデフレになる要素がないために、値段が落ち着くのを待つという考え方は不利だと思います。
可能性は低いですが、仮にウッドショックが収まって、木材価格がコロナ前に戻ったとしても、アメリカの金利上昇の局面から、住宅ローンの金利が上がってしまえば、木材価格が下がっても住宅ローンを利用する場合は帳消しになります。
過去のオイルショックの時でも、結局はオイルショック前の金額には戻らず、ジリジリと原油が上がってきている現状を考えても、今後価格が落ち着く可能性は低いと思われます。
今日が人生で一番若い日です。同じ考え方で今が一番モノの値段が安い日と考える時代になっていると思います。
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