風水は、方位の持つ力を利用するのが基本です。
その方位のパワーを活かして運気を上げるのが「色風水」です。
色にはそれぞれパワーがあり、
方位の持つ力をブーストします。
方位ごとに影響を及ぼす運気があるので、
自分が欲しい運気を司っている方位に、
その方位と相性のいい色を置くことで、
方位が持つ運気を手に入れることができることになります。
そんな色風水の中で、
一番有名の方位と色の組み合わせは「西に黄色」です。
西に黄色いモノを置くと金運アップと言われています。
しかし「西に黄色いモノ」を置いても
金運がなかなかアップしないという経験はありませんか？
そこで今回はなぜ「西に黄色いモノ」を置いても
イマイチ金運がアップしないのかご紹介します。
方位の持つパワー
家相では、
東・南東・南・南西・西・北西・北・中央の
それぞれの方位で判断する内容が違います。
その中で西はその家に住む人の
経済状況に影響を与える方位です。
大昔から「四神相応の地」には良い気が集まると伝えられ、
西には商売繁盛を願って気が集まるとされています。
そのような方位のパワーを色風水でブーストさせ環境を整えます。
色の持つパワー
金運に重要な西の方位のパワーをブーストするのに、
「色風水」を利用しますが、色にはパワーがあるからです。
色の正体は波長ですので、
波の間隔が大きいと「赤」小さいほど「紫」に見えます。
つまり色には「動き」があります。
動くために色はエネルギーを持っているということになります。
よって方位に合った色のものを置くと、
その場所にパワーを与えると考えられます。
緑は安らぎや調和をもたらし、
青は冷静に物事を判断でき、
赤はやる気や行動力をUPさせ、
黄は自分を解放する色で不安を軽減し、
オレンジは赤と黄の良さをあわせ持つので、
エネルギーがありポジティブにしてくれる色です。
前向きになり、
食卓周りに使うと、
食欲がアップし会話が弾む効果が期待できます。
色は心理効果にも影響を及ぼします。
風水の黄色はニュアンスが違う
西に黄色いモノを置いても
イマイチ金運がアップしない理由の一つは
黄色のニュアンスが違っていることが考えれます。
風水の黄色というのは
中国から仏教が伝わったときまでさかのぼって、
一般的な日本人の想像する黄色と少しズレています。
仏教用語で青・黄・赤・白・黒の５色を
「五色（ごしき）」といいます。
昔はこの５色を使って色を表現していたために、
信号の緑を「青」と表現する習慣がいまでも残っています。
西は元々実りを表す方位で、
豊かに実った稲穂の色やみかんのような柑橘系の色を指します。
稲穂の実りは黄金色といえますし、
柑橘系の色はオレンジです。
豊かな稲穂をイメージする黄金色やオレンジは
一般的な日本人が感じる黄色とは少しニュアンスが変わります。
むしろ日本人が黄色と感じる色は、
風水では家の中心に置くのが良いとされています。
家の中央はパワーが集まってくる場所で、
黄色・ゴールド・ラベンダー・グリーンが
良いとされていて、
夢が叶いやすいと言われています。
金運を高めるのに西に置くモノを
日本人が考える黄色より、
実りをイメージする黄金色や、
実りをオメーじするオレンジや、
実りをイメージするピンクのモノを置くと
金運が上がります。
オレンジは心理効果として、
ポジティブ、活気、向上心、前向き、社交的な効果があるため、
西の方位のパワーの交通発展や商売繁盛にも繋がります。
風水は調和とバランス
西に黄色いモノを置いても
イマイチ金運がアップしない2つ目の理由は、
調和とバランスが悪いことも考えれます。
風水は環境すべてを使って運気を上げる思想です。
環境には置く物や持ち物や身につけるものだけでなく、
環境を整えることで、
あらゆる物事がスムーズに循環させるのが思想が風水です。
空間に何かを置いたり、何かを身につけたりするのは、
あくまでもその一環で、
それだけを行えば運が上がるというものではありません。
実りをイメージするカラーを西に置いてみても
金運が上がらないかもしれません。
周囲のインテリアと調和していなければ、
逆に金運を落とす原因になってしまいまうこともあります。
オレンジは暖色なので、
赤とか黄土色やはだいろなどとの相性はよく、
色相関で捕食となってしまう青緑系も合いません。
また黒と黄色のように
隣り合わせた時にお互いにいっそう引き立て合って
ギラギラするような色も相性が悪いといえます。
風水につきものだと思われがちな
龍の置物や銅銭なども同じことで、
古代ではおしゃれなトレンドの開運アイテムでした。
しかし、現代の空間に突然竜の置物があれば
「怪しいもの」「変なもの」として違和感が出ます。
運気の上がるものを置けばそれでいいという
単純なことではなく、
調和とバランスをとって環境を整えてみてください。
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