ローコスト住宅は心配?!恥ずかしい?!

住宅会社選び

新型コロナウイルスの影響で世界的な建築ラッシュになり、更に円安が進み、住宅の価格はグングン値上がりして、更にまだ今年も値上がりしそうです。

一流の大手ハウスメーカーは坪当たりの単価でいうと100万円を超える時代になっています。

私は現在ローコスト住宅会社で働いていますが、ローコスト住宅といえど今は少し前の中堅の住宅会社と同じくらいになっています。

住宅の価格をある程度抑えたいけど、それでもローコスト住宅には抵抗がある方も多いと思います。今回はローコスト住宅で建築することの心配や、ローコスト住宅で建てると恥ずかしいと思ってらっしゃる方へのアドバイスの記事です。

ローコスト住宅の価格の現状

ローコスト住宅といえども最近は価格が高くなっています

大まかな目安ですと、消費税込みで2階建てで坪当たり55万円平家で65万円くらいが一つの目安になっていると思います。

もう少し安く建てることも可能ですが、耐震性や断熱性は折角建てるので基本構造はしっかりしたものをお勧めしています。

耐震等級3の性能や制振ダンパー、断熱材も発泡ウレタン吹付けの断熱材をお勧めして、外壁はサイディングですが、オプションで少し良いものをお勧めしたり、外壁のシーリングも期待年数30年メンテナンスが必要がないものをお勧めし、屋根は釉薬瓦やガルバニューム鋼板をお勧めすることがほとんどです。太陽光発電は7割くらいのお客様が採用され、全室の照明器具やエコキュートは表中ですが、エアコンも同時に一緒に受注することがほとんどです。このような内容で大まか最初にお伝えしたくらいの坪単価になります。

 

ローコスト住宅は心配!?

ローコスト住宅で建てるのが心配と思われる方がやはり多いです。実際のところ私も今の会社で働くまでは少し不安でした。

耐震性や断熱性やメンテナンスがあまり不要な材料を使うと言っても、それはあくまでも机上の空論です。自動車のような工業製品は、どこのディラーで購入しても同じ性能が出ると思いますが、住宅は現場で作るために、きちんと作らないと耐震性や断熱性は出ないし、メンテナンスの少ない建物にはなりません。また手抜き工事の欠陥住宅になる可能性もあります。

私も今の会社で働き始めるまでは正直不安でした。働き始めるまで、今の会社の工事中の建築現場を見回りました。現場を確認して入社しましたが、実際働いてみて、建築のクオリティに関しては全く問題を感じたことがありません。

逆に大手ハウスメーカーの現場監督さんや、建売をされている工務店さんの設計の方や、建築業者の職人さんや、不動産業者さんなどのお客様が多い住宅会社でした。またこの週末は大工さんが自宅を私の会社で建ててくださり、完成して現場見学会をさせていただく予定になっています。

建築業界の方々もコストと施工制度のバランスが優れていると感じていただけていると思います。

また現在建築中のお客様は実のお兄さんが超大手ハウスメーカーで住宅営業をされているとお聞きしていましたが、お兄さんを断って私が担当させていただいている現場もあります。そのお客様は真冬の時期に検討されていて、大空間の吹き抜けにスキップフロアのある建物を提案させていたいた際に断熱性のを気にされていました。そこで同じ大開校のある複抜けの建物を真冬の時期にご案内して断熱性を実体験してもらいましたが、早朝でしたが他社を見学された時より暖かく感じていただきご契約になり現在建築中です。

結局のところローコスト住宅といえど、住宅をお手伝いさせていただく設計者や施工管理者、大工などの職人たちのスタッフ次第だと思います。

耐震性や断熱性や施工精度はなかなか一般の方では良し悪しを判断するのは難しいと思います。

一番いいのはローコスト住宅会社で建てた人で、住み心地を聞いたり、対応がどうだったかを聞くしかありません

私も実際のところ受注の大半が私を信頼してくださった方々からのご紹介が受注の大半です。今週、よくご紹介をいただく信頼してくださっている不動産業者の社長さんから国会議員の秘書をされているお客様をご紹介いただきました。その方もローコスト住宅に不安を持たれていましたが、私が過去の提案させていただいたプランニングを見ていただき、今度現場案内をさせていただくことになりました。また、総合病院のお医者様を建築させていただいたことがありますが、相当マニアックなお客様で、住宅の中に映画館のような段々に座席があるシアタールームやホームガーデンのある庭のある住宅を建てさせていただき、ご入居後満足してくださり、病院中の看護師さんやレントゲン技師の方や、緊急で搬送される消防団員の方などをご紹介いただきました。あのマニアックな先生のご紹介なら間違いないと思ってくださっていました。

結局は一棟一棟満足していただける住宅づくりの大切さを感じています。

ローコスト住宅は恥ずかしい!?

ローコスト住宅でインターネット検索すると「ローコスト住宅 恥ずかしい」という検索キーワードが出てきました。ローコスト住宅で建てることが恥ずかしいと思っていらっしゃるお客様は多いと思います。

しかし急に住宅の価格がこの数年間大きく値上がりしているため、ローコスト住宅に興味はあるけど、会社名がローコスト住宅だと恥ずかしいとか、デザイン性や見た目がいかにも安そうという家になるのが心配ということです。

会社名に関しては、人から「どこで建てたの?」って聞かれたら恥ずかしいとか、建築中にローコスト住宅の会社名が出てたら恥ずかしいということだと思います。こればかりは私にはどうしようもありません。

ただ先ほどご紹介させていただいた満足してくださった総合病院のお医者様を建築させていただいた際には、工事中に社名ができるだけ見えなくなるような配慮をしてほしいと言われて対応しました。

デザイン性や見た目がいかにも安そうというローコスト住宅アルアルに関しては、結局は提案させていただく担当者次第だと思います。ローコスト住宅のほとんどは基本の設計を営業が設計するためにダサくなりがちです。

住宅のデザイン性や質感が気になる場合が、担当する営業が担当した過去の事例を見せてもらうのが一番安心です。可能であれば写真ではなく、現場を見せてもらうとさらに安心です。

デザインや質感は結局提案力だと思います。提案や使う材料でかなりデザイン性や質感が変わります

そんな私も今日、不動産業者さんに土地の相談をしに伺った際、社長がしばらく電話中でしたので、置いてあった大手ハウスメーカーのカタログを待ち時間見せてもらっていました。カッコいいデザインだなあと思うプランや外観がたくさん載っていました。常に好奇心をもって研究して、プランや外観を提案させていただく引き出しの数を増やすべきだなあと改めて思いました。500棟近くお手伝いさせていただきましたが、私もまだまだだと感じます。私の大好きな建築家のフランク・ロイド・ライトの建築で一番大好きな落水荘もフランク・ロイド・ライトが69歳の時の完成物件です。私は56歳ですが、まだまだだと思っています。

ローコスト住宅会社といえど、優れた担当者はいらっしゃると思いますので、結局のところ優れた担当者探しが重要だと思います。

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