速報!【こどもエコすまい支援事業】概要・注意ポイント・気になっていること

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現在、省エネ性の高い住宅の新築や増築で、最大100万円の補助金が受けれる「こどもみらい住宅支援事業」の受付期間中ですが、現在の「こどもみらい住宅支援事業」と似たような補助金で新しく創設される見込みの「こどもエコ住まい支援事業」の概要の速報注意ポイント気になることをご紹介します。

■いきさつ

現在こどもみらい住宅支援事業の受付期間中ですが、現在の事業予算からすると、来年春までには予算が終わりそうな見込みになっていました。

 【こどもみらい住宅支援事業】タイムリミット近づく!

そのような状況下で10 月 28 日に「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」が閣議決定され、家庭における 省エネ投資を規制・支援一体型で促進し、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入などの住宅の省エネ化への支援の強化を行うこととされました。これを受けて11 月 8 日に閣議決定された令和4年度補正予算案に、子育て世帯・若者世帯夫婦による高い省エネ性能、今回要求される省エネ性としてはZEHレベルを有する新築住宅の取得や、世帯を限定せず住宅の省エネ改修に対して支援する「こどもエコすまい支援事業」の創設が盛り込まれました。 

補助金額

  • 注文住宅の新築 100万円
  • 新築分譲住宅の購入 100万円
  • リフォーム 最大60万円

補助対象者

■注文住宅の新築・新規分譲住宅の購入

子育て世帯若者夫婦世帯

子育て世帯」とは、18歳未満の子を有する世帯で、令和4年4月1日時点で 18 歳未満(平成16年4月2日以降出生の子)を有する世帯

若者夫婦世帯」とは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯で、令和4年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下(昭和57年4月2日以降出生)を有する世帯

現在の「こどもみらい住宅支援事業」では婚姻前では申請できず、婚姻して住民票を取得してから申請しました。

現在の「こどもみらい住宅支援事業」と新しい「こどもエコすまい支援事業」では1年経過しているために、微妙に子供の年齢が対象外になったり、微妙に夫婦のうちどちらかの年齢が対象外になってしまうことが考えれます。新しい「こどもエコすまい支援事業」で子供が令和4年4月1日時点で19歳になる家庭や、夫婦のいづれかが40歳になってしまう場合は、条件によれば現在申請期間中の「こどもみらい住宅支援事業」の補助金を使う方がお得ということが考えれます。その場合現在のこどもみらい住宅支援事業を利用する場合で気おつけないといけないタイムリミットについて、私のこのYouTubeチャンネルの過去動画で解説しています。

【こどもみらい住宅支援事業】タイムリミット近づく!

リフォームについては「こどもエコすまい支援事業」という名前と全く関係なく対象年齢の制限はありません

工事請負契約のタイミング

令和4年11月8日から令和5年12月31日までに工事請負契約を締結したものが対象

この令和4年11月8日までに既に工事請負契約が終わっているものは対象外です。

また契約後の変更契約が令和4年11月8日から令和5年12月31日までであればいいのではなく、あくまでも住宅会社と契約する本契約でないと申請できません。

建築着工についての期限

別途定める事業者登録の後令和5年12月31日までに建築工事に着工するものが対象。

建築する住宅会社がこどもエコすまい支援事業の事業者登録をした後でないと工事が始めれません。今日2022年11月9日時点ではまだ補正予算で閣議決定されただけで、事業者登録が開始になる見込みが2023年1月中旬以降となっています。早く工事を着工させ、住宅の完成が早い方がいい人にとっては使えない補助金です。

求められる住宅性能

注文住宅の新築新築分譲住宅の購入に求められている対象の住宅の性能は現在の「こどもみらい住宅支援事業」と特に変更はありません。

強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から 20%以上の一次エネルギー消費量が削減される性能を有するものとして、ZEHNearly ZEHZEH ReadyZEH Oriented

又は令和4年10月1日以降に認定申請した認定長期優良住宅認定低炭素住宅性能向上計画認定住宅

が対象です。

現在の「こどもみらい住宅支援事業」はZEH住宅が100万円の補助金で、認定長期優良住宅、認定低炭素住宅若しくは性能向上計画認定住宅は80万円お補助金でした。それが新しい「こどもエコすまい支援事業」では100万円になったので20万円補助金の額が増えています

気になる事

まだ国土交通省から概要しか発表されていませんが、他の補助金と併用が可能なのか気になります。

今回の事業予算枠も気になります。現在の「こどもみらい住宅支援事業」の事業予算は当初542億円(令和3年度補正予算)、追加600億円(令和4年度予備費等)でした。電気料金の高騰などで省エネの給湯器やエアコンの買い替えなどのリフォームを検討する方も増えると思います。

新しい情報が判り次第ブログやYouTubeで発信していきます!

 速報!【こどもエコすまい支援事業】概要・注意するポイント・気になること

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