四国電力はオール電化の住宅向けの電気料金プランを11月分から、標準的な家庭のモデルで26%余りの大幅な値上げを行うと発表しました。
大幅な電気料金の値上げの見込みと、少しでも電気料金をお得にするための3つの方法をご紹介します。
標準的な家庭のモデルでは、11月分からは2万3097円となり、10月分より4784円、率にして26%余り値上げになります。
四国電力によると値上げの対象となる家庭は、四国電力管内の契約の3割にあたるおよそ55万世帯にのぼるそうです。
四国電力ではこれまで「燃料費調整制度」に基づき燃料費の上昇分を電気料金に反映させる一方、利用者の負担が大きくならないよう上限を定めていましたが、燃料価格の高騰が続いていることから「自由料金」の一部について上限を撤廃するとすでに発表していました。
一般家庭でおおよそ4784円の電気力の値上げはそれなりにダメージのある値上げなので、外食を減らすとか趣味に使えるお金を削減するレベルの値上げで何らか対策をとる価値がある値上げ幅です。
オール電化の住まいで電気料金を少しでも安く抑えようと対策すると大きく分けて
■節電
■太陽光発電の導入
■電気料金プランの見直し
が有効ですが、節電が一番お手軽に対策ができ電気をできるだけ使わないのが一番対策にはなります。
節電効果の高い順番で対策をとるには暖冷房・照明器具・冷蔵庫・炊飯器の順番で対策をとると効果が出やすいです。
過去の動画で電気を使う電化製品についても解説していますのでよろしかったら参考にしてみてください。
次に太陽光発電の導入についてはそれなりに費用がかかったり、立地条件によっては費用対効果が薄くなる可能性があります。
それでも流石に今回の電気料金の値上げのように26%の値上げとなると、太陽光発電で作った電気は売電するのではなく、値上げした電気をできるだけ買わないと効果が高くなります。
そして料金プランの見直しについては以前は四国電力以外の新電力会社と契約して電気料金を安くする方法がありましたが、現在は燃料調達の価格が上がりすぎて新電力会社との新規契約はストップになっていて新電力の会社に乗り換えれないと状況です。
四国電力の料金プランの中で見直すことになります。
オール電化の住まいの方は大抵現在「でんかeプラン」で契約されている方が多いと思います。「でんかeプラン」は今回の値上げのターゲットになっていて「自由料金」の上限が撤廃されることで値上げになります。
上限の撤廃されない電気料金プランに変更することで今回の値上げを避けることができます。
値上げの際に国の認可が必要な「規制料金」については、いまのところ
上限を維持するとされているので規制料金のあるプランに変更をすることで電気料金の値上げを和らげることができます。
四国電力の料金プランだと「おトクeプラン」に変更することで上限が撤廃されないので「でんかeプラン」より電気料金が安くなる可能性が高いと思われます。
ただし、家庭の事情によってそもそも電気を使う量が少ない家庭は上限に関係がない場合も考えれるので料金プランを変更したからといって安くならない可能性もあります。
多く電気を使っている家庭の場合は「おトクeプラン」に変更すると11月からの電気料金の値上げでも26%もの値上がりにはならない可能性があります。
電気を使う量によって変わってくるので四国電力のホームページで「最適料金プランシュミレーション」というサイトで検討されるのが間違いない方法だと言えます。
また新築住宅を検討されている方は、住宅が完成するまでにまだ数ヶ月かかるために。その時の情勢によっては今回お勧めしている「おトクeプラン」も上限が上がっていたり、上限が撤廃されていることも考えれるので、住宅が完成する間際に料金プランを検討されることをお勧めします。
また太陽光発電を採用しても充分発電する地域の場合太陽光発電の採用の検討もお勧めします。
四国電力は今までオール電化を推進しておトクな料金プランの「でんかeプラン」を推進してきましたが、燃料調達費がかなり値上がりになり今回オール電化の住宅をターゲットに26%値上げします。
円安の影響や世界情勢が影響して今回の値上げだけでなく、まだまだ電気料金は上がる可能性が高いと思います。
ヨーロッパのように一般サラリーマンの月収の3割が電気料金みたいなところまで日本ではまだ値上がりしていませんが、何かのバランスが崩れると電気料金はヨーロッパ並みに値上げすることも考えられるので、早めに対策をとられることをお勧めします。
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